山本の日記

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就活時に「特技」を持っていれば有利になる気がするので、真剣に特技を考えてみる

タイトルの通りであり、それ以上でもそれ以下でも無い。というかタイトルに概要を全て書いてしまったせいで書き出しに書くことがなくなってしまい鬼のように困っている。助けてほしい。

 

 

まあ今18歳の高校生で大学進学する人なら、大体3、4年後くらいには就活することはほぼ確定的であるので、そこで他の就活生にマウントを取るために特技の1つや2つくらい作っておいて損はないだろう。全ては良い企業に入るためである。

 

 

だがしかし冷静に考えてほしい。良い企業に入るために今18歳の高校生がすべきことはどう考えても「勉強」である。勉強以外あり得ねえ。学歴社会である以上、勉強を頑張って良い大学に入るべきだ。謎の動機で特技を考えたり、訳の分からないクソブログを書いている場合ではない。そんな時間があったら英単語の一つでも覚えるべきだ

 

 

 

というわけで時間を上手いこと使うために、今、私はイヤホンで英単語を聞きながらブログをバコバコと執筆している。何....?!ブログ執筆中にも勉強するだと....?!すごい....すごい意識の高さだ....凄え....我ながら凄え....  ちなみに1つも頭には入ってきていないので効果は全くのゼロである。

 

 

さて、本題に戻ろう。自分の特技を考えていくにあたって、まず大事なことは「特技」の定義である。恐らくGoogle先生に聞けば完璧な定義が返ってくると思うのでご教授してもらった

 

 

デジタル大辞典(小学館)によると、

特技とは、特別な技能のこと であるらしい。

 

 

いやそのまますぎる。適当に説明しないで欲しい 「特技とは?」って聞いて「特別な技能のことです」って答えるのは、「鼻毛とは?」って聞かれた時に「毛です」って答えるのと同じことである。鼻毛は、毛。そんなことはわかってんだよ。詳細な意味を聞いてんだよこっちはもっと質問の意図を汲みとれよ

 

 

後日、小学館には苦情の電話を入れておくとして、改めて自己流で「特技」について考えてみると「他人と比べて優れている技能」のことであると結論が出た。成る程これなら定義としてもしっくりくる。

 

 

私が他人と比べて優れている技能。うーん何だろう....と考えていると一つ思いついた。

 

 

鼻毛を抜くのが異常に上手い、ということだ

 

 

私は幼少期から鼻毛を抜くのが尋常じゃなく上手く、若い頃は、指で捉えた鼻毛は必ずブチ抜く少年として、鼻毛抜き界ではそこそこ名の通った人間だった。

これはもう、完全に特技の域だろう。唯一無二。鼻毛抜きにおいて私の右に出るものは同世代には確実にいない。これはもう、内定、間違いなしだろう。完璧。完璧な特技。俺という人材を企業が取りあうかと思うと、今から就職活動が楽しみでしょうがないぜ....!

 

 

 

冷静に考えて、鼻毛抜きが特技であることは履歴書に書くべきではない。

意気揚々と履歴書に「特技:鼻毛を抜くこと」と書いて持ってくる人間。不気味すぎる。生命の恐怖を感じる。何こいつ? 東大卒で数学オリンピック金賞経験者の優秀な人材であるが、特技が、「鼻毛を抜くこと」。怖い。怖すぎる。内定を出したら最後、全身の毛という毛を抜かれ尽くされそうで怖い。だが、かといって落とすのも怖い。逆上されて、全身の毛という毛を抜かれ尽くされそうで怖い。嗚呼クソどうしたら....!

 

とこのように企業側に多大なる恐怖と絶望を与えてしまうのであまりお勧めできない。企業に迷惑をかけることはあってはならない。というかこんなことを書いたら通報される恐れがあるからやめなさい

 

 

 

鼻毛抜きがダメなら他の特技を探すしかない。と、鬼のように探したのだがピンときたものはなかった。特技は、そう簡単に見つかるわけではないのだ。

 

私は酷く落ち込んだ。そうか、私は特技の一つもないつまらない人間なのだな、と自覚したからだ。それが、とても、悔しかった。

 

私は暗く狭い部屋の中で一人噎び泣いた。涙が溢れて、止まらなかった。自分という人間に価値が見出せなかった。

 

 

「もう、いいか。」

 

諦めからか、こんな言葉が口をついて出た。どうせ、こんな人生などに価値はない。こんな人間に価値はない。自分と人生への諦めだった。つまらない、人生だった

 

???『諦めるな...!』

 

「え、、?」

 

???『お前の人生は始まったばかり....まだ見切りをつけるには早すぎる....!』

 

「だ、誰だ、、?」

 

???『俺か?俺は....』

 

右鼻穴から見え隠れしている鼻毛『お前の右鼻穴から見え隠れしている鼻毛だ....!』

 

「は、鼻毛だと?!何故、一体何故俺に語りかけてくるんだ?!」

 

『お前に生きる希望を持ってもらうためだ....!思い出せ!お前はつまらない人間ではない....!』

『お前には鼻毛を抜くという特技....!それがあるだろう....!さあ、俺を抜け!俺を抜いてさらなる高みへ登り詰めろ....!!!!』

 

「は、鼻毛....ありがとう....」

 

 

「うおおおおおお!!!!抜くぞおおおおおおお!!!!」

 

 

ぶちっ

 

 

あ〜〜痛って〜♡

 

 

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あれから4年

 

 

私は就活で一流企業に訪れました。特技欄に、「鼻毛を抜くこと」と書きました。

 

 

警察を、呼ばれました。威力業務妨害で、逮捕されました。

 

 

ここからいつ出れるかはわからないけれど、1つだけ伝えたいことがあります。

 

 

今でも私は、鼻毛を抜くことが、特技です。

 

 

もう、夏なんですね。 山本