山本の日記

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「足が臭いんじゃない、靴下が臭いんだ」 ここから始まった奇跡の軌跡

山本です

 

 

免許合宿に来ています 二週間の予定で、すでに友人三人とともに四人の相部屋で十日ほど過ごしています 残すは三割程度といったところでしょうか

 

 

十日ほど同じ部屋で過ごせば、それぞれの普段の生活の様子などが見えてきて、互いに寛容な気持ちをもって過ごせるようになってきました

 

 

しかし、いくら寛容な気持ちでいるとはいえ、これだけは許せない。許してはならない。そんな出来事があったのです

 

 

大体三日ほど前でしょうか。ですから一週間ほど一緒に過ごしたころになります。友人の一人が私に向かってこう言い放ちました。

 

 

 

 

「お前、ずっと足臭くね?」

 

 

 

 

今?今言う?それ

そういうのって大体初日とか二日目とかに言われて必死に改善しようと風呂で足を念入りに洗ったりとかそういう対策がなされるべき事案じゃないの?これ

ていうか七日目に言うってことは今までは耐えられたけど折り返し地点に到着したところでもうこれ以上耐えきれないってわかって仕方なく宣告したとかそういう背景のもとになされた発言なんじゃないの?これ

てか普通に足臭くね?オレ

 

 

 

足臭くね?発言をうけて私の脳内ではいろいろな思いが往来していました(脳内と往来で韻を踏んでいます くたばれ)戸惑いや怒り、それはもういろいろな思いです

 

 

脳内を往来する思いをどう行動に表そうか、迷いました

素直に謝ろうか、逆切れしようか、それとも部屋を出て行ってみようか、あるいは服を脱ぎ捨てて腕立て伏せを始めてみようか 

 

 

しかし私が選んだのは、いや、選ばされたというべきでしょうか。その行動は先ほどのどれでもなく、涙を流す、ことでした

 

 

急に泣き出した私に友人たちは駆け寄って慰めようとしてくれましたが私の足の臭いが目に来たのか、彼らも泣き出してしまいました  涙そうそうってこういうことを指すんでしょうね

 

 

皆の泣き声だけが響き渡る室内、私は涙ながらにこう言いました

 

 

 

 

 

臭いのは、俺の靴下だから___

 

 

 

 

 

だから何

靴下が臭かったとして、だから何

靴下に責任を押し付けたとして、何になる

 

 

 

冷静になった今考えると言い訳としてはゴミカスであると言わざるを得ません 前に書いたような気もしますが「足が臭い」に対する言い訳で「靴下が臭い」というのは意味のない言い訳 お前の足部が臭いのは何も変わらんだろうが

 

 

 

しかし僕らは泣いていて 冷静ではありませんでした

冷静ではなかったからこそ誰も このクソカス発言を咎めませんでした

 

 

 

でも、これでよかったんだと思います ここで誰も咎めなかったからこそ、今の僕らがあります。僕の発言で僕たちは互いのことをようやく、心から、理解できました 真の友達に なれた

 

 

 

 

 

僕らは今、「足が臭いんじゃない、靴下が臭いんだ」的なうんこみてえな発言をした人間の足を教習車で轢き潰す事業をしています この活動がきっと 皆のためになると信じています

 

 

 

 

 

何の話?これ  

山本